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縁尋機妙 [自己研鑽]

 縁尋機妙 多逢聖因

 元々は仏教の言葉で、思想家の安岡正篤がよく説いたそうである。
 私は、三略会の主催・橘さんから教わった。

 縁尋機妙(えんじんきみょう)とは、砕いて表現すると、
「或る良い人間関係がまた別の良い人間関係を築いていくことは
 素敵なことだ」という意味。

 多逢聖因(たほうしょういん)とは、「優れた人と接して
いると自分のレベルも上がる」という意味。

 優れた人と出会う機会を作ること。
 それを良い関係に発展させること。
 その関係をさらに広げていくこと。
 そう思って生きていくことは大事なんだと思う。

 人間関係は難しいと前回の記事で書いたが、難しくても
そこから得られるモノが多ければチャレンジする価値がある。
 三略会という経営者の会は、これを実践するのに最適な場
なんだと感じる(感じられるようになってきた)。
 そして、それを活かせるかどうかが自分の力量。

 ということで、月曜は、友人達との「飲み」で縁で
知り合った人を、自分のテリトリ(=馴染みのお店)に
連れて行った。
 それがきっかけで、新しい人間関係が拡がれば良いなぁと。

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人間関係は難しい [自己研鑽]

 日曜日、友人と「人間関係って難しい」という話をしていた。
   話といっても、メールでだが。

 「人間、二人いれば争いが起き、三人集まれば派閥ができる」
という通りで、複数の人格が集まると、複雑な関係が生まれる。

 物理学に「三体問題」という概念がある。
 太陽系のような恒星と惑星が、万有引力で相互作用し合う場合の
惑星運行の問題が挙げられる。 太陽と地球のような二体問題は
厳密に解けるが、例えば月の運動も考える一般の三体問題以上に
なると解析的に解くことができない場合が多い。
   限定された条件(制限三体問題など)では解が存在する。
 明確な法則がある物理学の世界でも三体以上になると「難しい」
のである。

 ルールも何もかも曖昧な人間関係での「三体問題」「多体問題」
が簡単な訳が無いのだ。
 ニュートン先生も「天体の運動はいくらでも計算できるが、
人の気持ちはとても計算できない」と仰っている。

 「三人寄れば公界」という言葉もある。
 三人いる所で言ったり、したりしたことは、秘密にはできない
ということである。

 また、「三人、市に虎をなす」という言葉もある。
 誰か1人が町中で「虎だ!」と叫んでも誰も信じない。
 誰かがそれに呼応して「虎が出た」と叫んだとしても、まだ
信じられない。 しかし、もう1人「虎だ!」と叫ぶと、人々は
逃げ出すという話である。
 3人が同じ事を言えば、架空の話でも、事実として伝搬して
しまうのだ。

 更に「嘘には足がない。だがスキャンダルは翼を持っている」
ということで、噂話は一気に拡がるのだ。

 「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」と
孔子さまも仰っている。
 言葉を巧みに操る奴はろくなもんじゃないということだ。
 ベラベラ喋ってはいけないのである。


 しかし、派閥を作り、噂話をし、ただでさえややこしい
人間関係をより混沌に向かわせるのは人間の特性だ。
 「君子の交わりは淡きこと水の如し、小人の交わりは甘き
こと醴の如し」という荘子の言葉を何度となく聞かされ、
菜根譚や論語を教わっている集団でも、この特性からは
逃れられてはいない。


 グラシアンの言葉に「人に好かれるための唯一の方法は、
畜生のなかで最も愚かなものの皮をかぶることである」と
あるが、私は、愚者を装うのは嫌だ。

 「口の虎は身を破り、舌の剣は命を絶つ」と十訓抄に
脅されようとも、「君子は行いをもって言い、小人は舌を
もって言う」と王陽明に諭されても、「話す」という人間の
特徴を放棄はしたくない。


 では、どうすれば良いのだろうか?
 一つの方向性としては「開き直り」かな?と私は思う。

 「噂をされるより悪いことがひとつだけある。それは、
噂すらされないことだ」とオスカー・ワイルドは言っている。
 噂されても気にしなければ良いのだ。

 「百人のうち九十九人に誉められるは、善き者にあらず」
と武田信玄も言っている。
 「十人が十人とも悪く言う奴は善人であろうはずがない。
だが、十人が十人とも良く言う奴も、 善人とは違う。
真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる
人物である」と孔子さまも仰っている。
 どんなに正しき人でも、あーだこーだ言われるわけだ。
 気にすることは無いのだ。

 「アローの不可能性定理」という理論がある。
 選択肢が3つ以上あるとき、定義域の非限定性、全会一致性、
無関係な選択対象からの独立性、非独裁性、これらのすべてを
満たす「社会的厚生関数」を作ることはできないのだ。
 人間が作るシステム・関係に過度に期待してはいけないと
いうことだ。

 アインシュタイン先生のように「僕は全く誰にも期待しない。
だから幸せなのさ」と達観するが得策ということなのだ。


 開き直った上で、必要最小限の「留意」と「味付け」が
あれば良いのではないだろうか。

 菜根譚に次の言葉がある。
「小人と仇讐することを休めよ、小人はおのずから対頭あり
 君子 に諂媚することを休めよ、君子はもとより私恵なし」
 つまらぬ相手とムキになってやりあったり、人格者に対して
媚びへつらうようなことは無駄なので止めておこう。

 「私たちがみんなで、小さな礼儀作法に気をつけたら、
この人生はもっと暮らしやすくなる」とチャップリンは言った。
 一定の礼節は持ち合わせるようにしよう。

「大抵の友情は見せかけであり、大抵の恋は愚かさでしかない」
というシェークスピアのご意見もあるが、達観はした上で、
友情にも恋にも期待はしたいものである。
 友情や恋が幻だとしても、それが無い人生はつまらないので。

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英会話を習得するには [自己研鑽]

 英会話を習得するにはどうするのが効率的?を友人と議論した。

 私自身は英会話が得意だと思っていないし、自分の習得方法は
(多分、変わっていて)説明しにくい。

 それはさておき、強引に説明すると…

 言語には、法則性がある。
   人が共有を意図して作ったモノなのでこれは当然。
 文法もその1つだし、spellと発音の関係もそう。
 それを押さえれば、記憶しなければならないことが減る。
   丸暗記の回避と応用力の向上ということ。
 logic は大事ということ。


 そもそも、会話をしているということは、そこに意志がある。
   また、文章にしても同じで、そこには含意がある。
 伝えたい、気に入ってもらいたい、話題を変えたいとか…。
 自分の意志の方向を見定めて、それに合った武器=言葉を
選択する必要がある。

 意志があるのは、相手も同じこと。
 それを捉えれば、読解も会話からの情報収集も容易になる。
 含意の把握は、表層的な言葉だけが手掛かりではない。
 表情な仕草もそうだし、相手の立ち位置とか、現在や過去の
生活パターンとかも解析の材料になる。
 それらを総動員して、相手の意志を捉える。

 自分と相手の Will を把握することも大事である。


 LogicとWillの掌握が重要であることは、英会話だけでなく、
コミュニケーション全体に共通。
 商売も一種のコミュニケーションなので、同じアプローチは
ビジネスにも役立つ。

 さらに言えば、Logicの解明という命題は、学問全体で共通。
 例えば、理論物理学は、一番土台になっているLogic、つまり
大統一理論は何だろうをひたすら追い求めている訳だから。


 そこで、友人のコメント。
 「知っている単語量や、経験の積み上げもも必要でしょ?」

 なるほど..。
 vocabularyは(ある意味前提条件として)大事だ。
 日常会話にはidiomとかslangも動員できると幅が広がるし、
sayingとか歴史や文学も会話のネタとして重要だし。
 それを淀みなく繰り出すためには、実践経験も必要。

 その域にくると、本人自体の「知識」「教養」ということ。
 例えば、自分の専門分野での会話がし易いのは、その分野に
関して、語彙も含めて知識の手持ちが多いからである。
 Knowledge も大事だ。


 まとめると..。
 Communication に必要なのは Will, Logic, Knowledge。

 友人との問答による、取りあえずの帰結。

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